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入社してみたらとんだブラック企業だった! とか、どーしても肌に合わない……という人が居たとしよう。ひと昔前までは「石の上にも三年」などと言い「とりあえず三年は我慢しろ!」とよく言われたものだが、時代の流れからか今は「即転職!」が口ずさまれている。

これ自体に異論はない。ブラック企業なんぞ即座に辞めてしまえ

……と、言いたいところだが、これを若干はき違えている人もちらほら居るなぁ、と見受けられる。いや、ブラック企業は即座に辞めた方がいいのだが。

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聞こえはいいが、果たしてそんなに簡単にうまくいくものだろうか。ちょっと考察してみる。

「石の上にも三年」より「転職」を説く人ってどんな人

一言で言えば、転職をして成功した人じゃないだろうか。

投資の世界でもそうなのだが、成功した人はそりゃ勿論良いことを言う。だって、その人自身は成功しているのだから。しかし、それが万人に通用するかと言われれば違うことは誰だって分かりきっていることだろう。

転職には無縁の本だが「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)」という本がある。投資の世界でそこそこ見かける本なので読んでみたが「バブル崩壊後の傾向で見ると不動産投資した人より銀行預金の方がまだマシだった」、株については「株主が損した分だけ、賃金が下がらない従業員は得をする」など投資家泣かせなことが書かれていた。

もっと簡単に言うと、(バブル崩壊後に限定した話ではあるものの)「投資していた人」よりも「何もしていなかった人」の方がマシだった、と書かれていたのだ。

当該本にも書かれていたが、ここで重要なのは「では、なぜ投資を進める人が居るのか?」であるが、その人が成功したからである。更にもっと言うと成功したことだけを書いているのである。誰だって失敗談なんて書きたくない。

要はそういうことである。

では、何故、投資家泣かせなことが冒頭で書かれているこの本が彼らに紹介されることが多いのかと言うと、後半に彼らにとって大事なことが書かれているからなのだろう。書き方ひとつぅ。ちなみに私は、冒頭のその辺を読んで「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」は詰んだ。文章自体は読みやすかったが、私には読みにくかった。もしや原文は英語だったりするのだろうか(ならば英語アレルギーが発動しただけだ)

当たり前と言われれば当たり前だが、その辺が盲目になっている人も多い。自分がこんな状況に置かれているのは「会社のせい!」「直属の上司のせい!」などどすべて他者のせいにして、聞こえの良い言葉ばかりに振り回されて自滅している人とて、見えないだけで居るはずだ。

現にそのような光景を前に見かけた。転職で年収アップに成功・転職はしたいと思ったらすぐにした方が良いと勧める某方に、こんな質問を投げかけている人が居た。

質問した人
質問した人
年に三回ほど転職しています。面接官に「転職回数が多いのは何で?」と聞かれていますが、どう答えればいいのでしょうか。

この質問に、その某方はこう答えていた。

某方
某方
なぜ、年に三回も転職されたのですか?

見事な一刀両断だった。

質問した人
質問した人
えぇっ、転職したいと思ったら転職しろって言っていたじゃん!

という質問者の心の叫びが聞こえてくるようだった。

ちょっと気の毒だなとは思ったが、ここが勘違いポイントなのである。

転職を勧めている方は「(仕事が嫌になったら)転職を勧める」とは言っていなかった。自分が思い描くキャリア像と違うなと思ったら、仕事に対しての対価が見あっていないと思ったら、他の市場で自分の価値を確かめてみたいと思ったら、などなど。

ネガティヴな思考ではなく、ポジティブな思考での転職を勧めていた。

その思考や方向性が一致しなければ「転職を勧める」にはならないワケだ。

転職したい! と思えば思うほど、転職を勧める人の言葉はどれも魅力的に映るだろう。が、しかし、理解が足らなければただの残念な人になってしまう。成功者の言葉は成功者の言葉として参考程度におさめておこう。

本当に「転職」という手段しか残されていないのか

転職転職というが、本当にその手段しか残されていないのだろうか。

前述で書いたとおり、ブラック企業ならばすぐさま辞めた方がいい。だが、本当にブラック企業なのか今一度よく見て欲しい。たまたま、

  • ブラック部署
  • ブラック上司
  • 単に、正当な評価がされていないだけ

にあたっているだけの場合もある。かつ、小規模の会社でなければ逃げ場はまだ社内に残されているだろう。

本当に転職を考えているのならば、そこで

  • (部署がアレなので)異動を希望
  • (上司がアレなので)異動を希望
  • 年収アップ交渉

など、自分が不満に思っている点を会社に伝え、交渉するのもひとつの手だ。

こういう時は大手企業の方が融通がきく。最近は大手企業の一部品になるのは嫌だ! と大手企業を避ける人も居るが、こういう点ではやはり強い。逃げ場が広いからである。小規模企業だとその時点で詰む。

また、この時、問題点となる箇所よりも強いところに相談するのが良い。

私自身、直属の上司による軽いパワハラ(仕事負荷・上司は無自覚)でもめた時、メンタル的な相談も受け付けていた会社の保健師(女医)に相談して無事解決したことがある。ある意味、更に上の上司に相談するよりも強く、効果的だった。

転職したい!

思ったところで、ふと、一呼吸。立ち止まって、冷静に周囲を見渡してみてもいいのではないだろうか。会社を変えずに異動する、勤務地を変える職種を変えるだけで、転職をしていないにも関わらず、転職した時とほぼ同様の環境を手に入れられる……かもしれない。

言うほど簡単ではないかもしれないが、本格的に転職したい気持ちがあるのならばやれるだろう。何故なら、本格的に転職するとなると遥かに大変で、下準備が必要だから(一言で言うと面倒だから)である。

まとめ

転職したい願望が大きい人にとって、他者の「転職して成功した!」の言葉がとても魅力的に見えるだろう。しかし、陰で同じ数くらい「こんなはずじゃなかった……」と肩を落としている人が居るのも現実だ。

私自身「え、そんな有名な企業(ベンチャー)に転職したのに、また転職するの?」と思う場面に遭遇したこととてある。年収や仕事内容は満足。けど、上司との折り合いが合わなかった。そんな言葉が書かれていた。

企業に就職と言えど、実際の仕事となれば人対人ということだ。

転職自体は悪くない。私自身してみたい。だが、冷静に現実を見よう。転職に限らないが、成功者ばかりではないのだ。

でも、それでも、とりあえず準備だけでも……と、リクナビNEXTやミイダスといった転職サイトに登録してみたり、職歴なるものを書いてみたがWordでいうところの3ページ大作となり「ブラッシュアップしなくちゃ……」と途方に暮れる私が居たり、居なかったり。

ではでは、この辺で。

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