日商簿記2級により勉強癖が多少ついたので、空き時間で受けてみた話である。
会社からの報奨金が貰え、かつ某大学の単位に認定される資格がコレだった。
結果としては合格だったが、以前の試験に比べると少々難易度が上がっていた、かつ、IBT試験についても少々やり方が変わっていたため、その辺を含めて体験記として書いてみようかなと思う。
勉強方法と難易度について
以下の問題集一冊で勉強した。
3級はこの問題集が一冊あれば問題なさそうだ。
やり方としては問題集をひたすら解き、2~3週するのが良いかと思う。1時間/日で頑張れる人なら、1ヶ月弱と言ったところだろう。
この時、問題集の解説に書かれている内容だけで理解できない単語が出てくると思うので、都度調べながらやっていくと理解が深まると思う。
私は法律わけわからーんから始めたので、最初は文章の読みにくさに苦戦したが、やっているとそれなりに慣れてくる(ハズである)
甲とか乙とか出てくるだけで、文章を読みたくなくなる人種である。
仕事で特許の書類に目を通すことが何度かあったが、どうしたらあんなに難解な書類になるのか、はなはだ疑問である。
8分野に分かれているので、1分野に特化せず、なるべくまんべんなくやった方が良いと思う。
7・8分野(労働組合とか婚姻とか相続など)の辺りは身近な内容なので、比較的すぐに覚えられる。
ただ、Twitterでの評判を見ていると今回(2023年6月~7月期)から難易度が上がったようで、選択肢の数が増えていたり、記述の内容が正しいのか・正しくないのか、すべて分かってないと回答できないような問題がどうも増えたようだ。
実際に試験を受けた身からすると、確かに問題集にはないような問題や出題形式もあった。
内容的には上記の問題集の内容をしっかり理解していれば合格できる試験ではあったものの今後、試験の難易度変更を受けて、問題集自体が変わる可能性もあるかもしれない。
問題集を買う際は、周囲の評判を伺いつつ、最新のものを購入した方が良さそうだ。
IBT試験について
ビジネス法務検定(3級)は、IBT方式(自宅で自PCで試験)とCBT方式(全国各地にある会場に行き、会場設置のPCで試験)がある。
CBT方式は、日商簿記検定と同じ試験方法と考えれば良いだろう。
受験料5500円(3級)に、CBTだと別途+2200円かかることもあり、深く考えずにIBT試験にしてしまったが、これはこれで面倒だった。
IBT試験を受けるためには
などなど、試験場所の確保と清掃がほぼ必須と言える。
また、試験中は誰かが入室してきたり、声をかけられて反応したり、離席した場合は失格となる。
子やペットが居るおうちは気を付けよう。
この辺は公式動画(Youtube)でも紹介されているので、よくよく見ておこう。
試験の流れ
と、なる。
後述の「試験時間について」でも記載しているが、申し込みした試験日時ぴったりに試験そのものは開始されないので注意しよう。
試験時間について
以前のIBT試験では、試験時間よりも早くに入室して、オペレーターに試験環境の確認をして貰えればすぐに試験開始できたようだが、私が受けた時はそもそも試験時間にならないとオペレーターへの接続さえ行えなかった。
例えば、14時開始で申し込むと、14時に試験開始ではなく、14時からオペレーターへの接続、そこからWebカメラによる周辺環境の確認、そこからようやく試験開始となる。
つまり14時に本当に試験そのものを開始したい人は、申し込み時の試験開始時間を13時30分~50分ぐらいにすることをおすすめする。
なお、私の時は混雑していたのか、オペレーターへの接続も10分弱待たされた……。
Webカメラによる周辺環境の確認
試験前にオペレーターによる、Webカメラを用いた試験環境チェックがある。
この辺の指示は全てオペレーターがしてくれるので、基本的に指示に従えば良い。
Webカメラはある程度、動かしやすいようにセットしておこう。
あまりないだろうが、デスクトップパソコン一体型のWebカメラだった場合、どうやってチェックするのだろう。
私はノートパソコンだったので、Webカメラのある画面側を外側にして持って、チェックして貰った。
この時、有線LANだったり、電源ケーブルが邪魔になるので、ある程度の猶予は持たせておいた方がいいだろう。
私はとりあえず電源ケーブルを外した状態で行った。バッテリーがへたっていたり、無線LANがない人は頑張れ(他人事)
Webカメラのチェックの中で唯一、ノートパソコンそのもののチェックはスマホ(もしくは手鏡)で行われる。
スマホを自分を取るモードにして、オペレーターに見えるようにして、ノートパソコンそのものに付箋がついてないかなどチェックしていた。
この時、その流れでスマホの電源を切るように言われた後、手の届かないところに置くように指示されるので、スマホそのものの電源を何らかの事情で切りたくない人は、あらかじめ手鏡を用意しておこう。
スマホに緊急の連絡が入る人も居ると思うので。試験中に確認せずとも、バイブで何度も鳴っていれば何かあったのかくらいは察知できるだろう。それで試験を早めに切り上げるとかもできると思うので参考になれば。
但し、バイブの音だけで失格になるとは思わないが、実際に公式に確認したワケではないので、その辺は自己責任で行ってくれ。
部屋はどこまで綺麗にすればええねん
私は子供部屋を使用したので、掃除がめっちゃ大変だった……と言う話はさて置き。
基本的には、試験を受けるための机は使うPC以外は置かないようにしておいた方がいいだろう。
子の教科書やらおもちゃやらは手の届かない範囲の床に一ヵ所に集め、気やすめにシーツをばさっとかけておいたが、特に指摘は入らなかった。
オペレーターが見る観点としては、試験環境周辺に付箋がないか、テキスト類がないかを見ているようだった。
机の下や、引き出しの中身までは見られなかった。
他の方のツイートで見かけたが、ペットボトルなどの飲み物類もどうやらNGのようだ。
テッシュやハンカチはどうなのだろう(謎)
まとめ:合格はしたものの実はギリギリだった
1ヶ月ほど、偶にサボりながらも延々と問題集を解き続けたところ、70点台前半というなかなかのギリギリぶりで合格していた。
かね、まんべんなく点数が取れていると言うのか……。
普段、自分が使用している部屋は、ふすま越しでリビングとつながっているため試験部屋には向かず、子供の部屋を綺麗にして受けた。
そのため、机と椅子の高さが合わなかった上に(子供が壊してw)調整がきかず、やや姿勢が悪い状態で受けていたせいか、肩が途中で痛くなってきて、後半はやや投げやりだったせいもあるかもしれない。
残り時間も確か35分くらい残っていたにも関わらず、見直しもせずにえいやと試験終了した結果だったので、まぁ、いいかという感じである。
合格は合格だ。
ビジネス実務法務と言うだけあって、仕事に役立ちそうな法律関係ではあったものの、やはり畑違い感があり、なかなか覚えられなかったな~というのは正直な感想だ。
2級はちょっと厳しいかな……と思いつつ、1年後に余力があればやってみようかなと思っている。
ではでは、この辺で!
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