この年になって白髪がとうとう出てきてしまった。
しかも黒髪の海の中を点々と1本、2本ちょろりと白髪が顔をのぞかせている感じなのだが、これが目立つ。ひじょうに目立つ。
パッと見は分からない。だが、デスクに座っている時に近くに来られたりだとか、会議中に後ろから眺められたら「あ、わかさん、白髪がある」という程度には分かってしまう。そんなのいやだ。
もう周囲には何となくバレているだろうなと思いつつも、何とかしたいのが乙女心。実際に使ってみた白髪隠しのレビューを書いてみようと思う。参考になれば幸いだ。
序章にも書いたが、がっつり白髪! ではない。かと言って部分的というワケでもない。
気が付くと1本、あ、こっちにも1本という感じである。
こうやって紹介しているものの、良い白髪隠しとはいまだに出会っていない。
それどころか何故か、使っていた白髪隠し(ブラック)が次々とAmazon上から消えていく始末である(なんで)
一応、紹介記事は残しておくが、今は利尻カラーシャンプーを愛用している。
こちらできらりと明らかに目立つ白髪はなくなったので、白髪隠しを表面にさっと使うだけでよくなり、大分苦労も減った。
白髪隠しだけだと髪の内側まで塗り切れない! どうしても塗り残しが残る! という人は、上記記事の「利尻カラーシャンプー」の併用をお勧めする。
実際に使ってみた白髪隠し6選
一時期白髪を抜いていたため白髪が短いのと、手先が不器用なため、マスカラタイプは使っていない。いずれもシャンプーで洗うと落ちるタイプで、実際特に意識することなく綺麗に落ちていた(風呂上がりに白髪が復活していた)
- アモロス 黒彩 ヘアファンデーション
- パオン ディオーサ 髪のコンシーラー
- DHC Q10美容液 クイック白髪かくし
- プリオール ヘア ファンデーション
- ウエラトーン リタッチコンシーラー (白髪かくし)
- ホーユー シエロ コーミングカバー
ちなみにいずれを使っても、頭皮の反乱は再発しなかった。反乱内容については以下の記事を参考にして欲しい。
それぞれの使い心地については下記に記していくが、今の私はパオンのディオーサに落ち着いた。一番、コンパクトにまとまり、持ち運びがラクだ。ただ、付属のパフだと上手く塗れないところもあるので、家ではウエラトーンの筆を使って塗っている。
詳しくは下記で書いていくが一、二本のちょろりとした白髪を塗るにはこれが最適だと判断した結果だ。
アモロス 黒彩 ヘアファンデーション
以前は赤の丸いケースのを使っていたが、値段が変わらなくなってきたので最近はこちらを使用している。
- コスパが良い(安い)
- 塗りやすく、染めやすい
- ファンデーション?(とろっとしている)
- パフで塗るタイプ(広範囲には良いかもしれないが、ピンポイントだと使いにくい)
- (暗め)栗黒・栗・茶(明るめ)の3色展開
コシがなく、ふにゃっとしている白髪に対して、(付属のパフではなく)筆を使ってピンポイントで塗るとよく染まるちょうど良い硬さのファンデーションである。付属のパフだとピンポイントは塗りにくいので、後述で紹介するパエラのパフかウエラトーンの筆みたいので塗ってから、付属のパフでなでて余分な分をふきとる的な使い方をしている。
肌についた時は指でぬぐえば消えるし、これを塗った後に髪を縛りなおしたりした時はかならず石鹸で手を洗うようにするなど運用でカバーしている。
ただ、白髪をきちんと隠せることにおいては機能を果たしており、値段相応とも言える。
私は毎日、髪の表面に筆を使ってざっくり塗る感じだが、約一ヶ月は持つ。出来れば、もう少し値段が高くても落ちにくいものを選択したいが、今のところ見つかっていない。
あと、こちらはレフィル(つけ変え用)があるのが良い。これのお陰で一番コスパが良い。
ただ、レフィルへの交換の際、以前のを外して付け替えるのだが、これがめっちゃ粘着してて取れない。
一応、つまようじのような尖ったものを後ろからさして、はずせるようになっているのだが、つまようじだと粘着力の方がつよくて、つまようじが折れる。
なら何とか少しでも持ち上げて、指で取るしかないのだが、レフィルの入れ物が金属なので危ない。指が切れるわ!(実際、ざっくり一回、切った/レフィルではなく、つまようじを指にぶっさしてだが)
なので、最初のケース付きのは既に張り付いているのでどうしようもないが、交換する際はレフィル側の粘着部分を指で汚すなりして粘着力を弱めてからつけることをおすすめする。
それかレフィルそのもので使った方がいいかもしれない。
ファンデーションで手は汚れるやなんやで交換に関しては最悪なことは記しておく。
全てにおいてメリットしかない白髪隠しないのか……?
パオン ディオ―サ 髪のコンシーラー
以前の赤いケースのアモロスのやつが値段が高った時、一時的に使用したやつである。
- コスパが良い(安い)
- ファンデーションタイプ?(とろっとしている)
- 棒状のパフで塗るタイプ
- 塗りやすさとコンパクトさが両立している
とにかくコンパクトにまとめられている。
コンパクトなので、早くなくなるかなと思っていたが容器が小さいながらに深さがあるため、他の白髪隠しとそう変わらず一ヶ月弱ぐらい持つ。
パフが棒状であり、持ち手がはっきりしているため、他の白髪隠しに比べると手が汚れにくい。ちなみにこのパフ、まったく硬くなく、塗りたくる瞬間にへにゃっとなる。
このパフでも十分、塗れるがやはりウエラトーンの筆の方が塗りやすい。広範囲にざっと塗るためには付属のパフで、細かい一本一本を塗る時はウエラトーンの方が染まりやすいと言ったところか。
だが、持ち運びのことを考えるとパオンの方がコンパクトなので、実際に確かめてみた方が良いだろう。今となってはこのパフだけを切実に売ってほしい。
DHC Q10美容液 クイック白髪かくし
この商品、最近めっきり見かけないのだが、廃品にでもなったのか?
そこそこ使いやすかったが、ブラックが見当たらなくなってきたので使用しなくなった。
- 塗りやすく、染めやすい
- ファンデーション?(とろっとしている)
- 刷毛がやわらかめのブラシタイプ、柄が短い
- ダークブラウン・ライトブラウン・ブラックの3色展開
アモロスとよく似ている商品だ。若干、落ち具合と色展開が違うくらいだろうか。
アモロス同様、染まりやすい分、いつまでも手につきやすい。頭をかこうものなら爪の先が真っ黒、周囲のものもどことなくうっすら黒く……という感じである。アモロスより若干、DHCの方がファンデーションがトロっとしていて、落ちにくいくらいかな~程度である。
また、不自然ってほどではないが、髪に何か整髪料系を塗っているな感もある。ちょっとてかるのだ。
また、写真を見て頂ければ分かるが付属のブラシの柄が短い。塗りやすくはあるのだが、手が黒くなる確率は高い。
そして円形なことから察した方も多いかもしればいが、使い終わりになると周囲にファンデーションが残るカタチとなり……取ろうと躍起になると更に手が汚れる。
そうなるくらいなら最初からウエラトーンの筆を使った方が良いだろう。アモロスの前はそうしていた。
プリオール ヘア ファンデーション
- やや塗りやすく、やや染めやすい
- ファンデーション(リキッドっぽい?)
- 刷毛がかためのブラシタイプ
- ダークブラウン・ブラウン・ブラックの3色展開
塗りやすさ、染まりやすさ、後の取れ具合(手への付着率など)を総評してみるとこれが一番だと思う。
リキッドっぽいものを塗るので、広範囲にしっかり塗れる。ただし、手元がくるって肌につくとがっつりつく(指先でぬぐって何とか落ちる) また、指で直接触れると指が黒くなる。手のひらでさーっとなでる(髪をしばるなどの動作)をするくらいならつかない。
ちょっと残念なのは私の場合、黒い髪の毛の中に埋もれるように白髪があるのでそれ1本に対して染めるのがちょっと大変(何度もガシガシする)である。上で紹介しアモロスやDHCに比べると、付属品の筆もファンデーションもかためなせいだろう。
また、ブラシの柄が短くて地味に取りにくい。
使い切るとこんな感じである。
値段がそこそこ高く、付属の筆を使うと半月ぐらいでなくなってしまうため、コスパが悪いのが残念だ。
だが、筆も一緒にケース内に入るので、これだけを持ち歩けば済む点に関しては有難い。
ウエラトーン リタッチコンシーラー (白髪かくし)
- 筆なので塗りやすいが、染まりにくい
- リタッチコンシーラー(パウダー)
- 塗った箇所に触れると指につきやすく黒くなる(手のひらでなぞると結構、黒くなる……)
- ダークブラウン・ブラック・ライトブラウンの3色展開
筆でパウダーをつけて、塗るかんじなので塗りやすい。だが、パウダーだからなのか染まりにくい。耳元の生え際は塗りやすいく程よく染まったが、ぴょんと跳ねた短い白髪はほぼ染まらなかった。私は髪を縛っておりキラッと白髪が光る感じなので、そこに何度も塗りたくってようやく染まるか染まらないかという感じであった。3選の中で一番塗りやすいだけに残念である。
ただ、白髪隠しの筆タイプは今のところこれしか知らない。ある意味、筆を得るためだけに買うのもアリだ。パオンと併用使いをし、これのパウダーは前髪以外のちょろっとしたところに塗るなど使用用途はどうとでもある。
ホーユー シエロ コーミングカバー
- 直接塗布するタイプなので塗りやすい
- 塗りやすいが染まりやすいかは微妙(ピンポイントでは染まらない)
- 蓋を取ると、マジックペンのような毛先が4本出てきて、それで塗る
- 髪を縛る程度なら、手のひらや指は黒くならない
- ダークブラウン・ナチュラルブラウン・ナチュラルブラック・ライトブラウンの4色展開
一番、手軽だった。蓋をあけて、そのままクシをとかす感覚で塗ればいいので、手間いらず。ただ、残念だったのがパッケージに20回くらいでなくなるとあったので割りに合わないと思って止めた。実際、(20回よりは)もうちょっと使えた気はする。
普段は染めないが、お出かけの時にだけという人にはおすすめだ。
まとめ:これなら「間違いない!」という白髪隠しは今のところ見つかってない
白髪隠し、いっそ、極太マジックペンで塗りたいと思うことがよくある。それぐらい手間だ。ヘアーアイロンのように挟みこんで、きゅーっと塗れるものはないだろうか。白髪染めなんぞに時間なんどかけたくない。
もっと豊富に種類があるのかと思ったが、そうでもなかった。本当はマスカラタイプでここだ! という白髪に塗れるのが一番だなとは思うのだが、不器用さには勝てない。
正直、コレだ! というものは見つかってないので、試行錯誤、もうしばらく探してみようと思う。
ではでは、この辺で。
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