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【徹底排除で撃退】学生時代にストーカー被害にあった時の話【ストーカー野郎は自覚なし】

暮らし

関ジャニ∞の大倉忠義が一部ファンによる暴走行為を「ストーカー行為ではないのか」とブログにて糾弾したことは記憶に新しい。

そこに書かれていた内容を見てゾッとした。かつて学生時代に私にしつこく付きまとってきたストーカー野郎とやっていることが酷似していた。

言っておくが私は顔が良い訳でも、性格も可も不可もない、そこらにいるモブすなわち平凡な一般人だ。大抵、無表情を貫いているので、後から聞くと近寄りがたい雰囲気だったと思われていることが多々である。

まさか私が。親も、本人でさえもそう言った。だが、生きている以上、誰しもストーカー被害に合う可能性があるし、また逆もしかりなのだ。撃退って程ではないが、ストーカー被害にあってどう行動したか、周囲はどんな反応をしたのか、参考につづってみた。

「ストーカー」被害について

「ストーカー」序章

ストーカー被害にあったのは学生時代。ストーカー野郎は同級生だった。尤も、ストーカー野郎は自身がストーカーだと最後まで認識していなかったようだが。

友人と言えるほど、距離は近くなかった。ちょっと話したことのある同級生程度。最寄り駅と帰り道が一緒だったので、たまに帰りがあうなぁ、ぐらいの認識だった。

後から知ったが誰も手伝ってくれなかったことを、ふとした時に私が手伝ったことがストーカー野郎の琴線に触れたらしい(勿論、その出来事自体、私は覚えていなかった)

実害は無かった。だが、とにかく付きまとわれた。

まさか私が、と思うくらいなので、最初は偶々だと思った。丁度、友人とコマが合わなくなり、一人で帰ることが多い時期だった。ストーカー野郎もコマが違うハズなのに、何故か帰りに会うことが多くなった。

たまにならまだしも、毎日は辛い。気のおける友人以外は、基本ぼっちが好きだった私はわざと避けるそぶりを見せた。大半の人ならココで察して距離を置くハズだ。

だが、ストーカー野郎はまずココが一味違う。

巻いたハズなのに、いつのまにか電車で隣に座っていたことがあった。軽くホラーである。苦笑を浮かべつつ、つい対応してしまった。

本当の恐怖は、ココから始まっていった。

「ストーカー」野郎から逃げたら

とにかく避けて、逃げた。

電車通学だったので、ギリギリまで違う電車に乗り、発車直前で乗り換えるなど出来る限りのことをした。だが、いつのまにか同じ車両、私の視界の中に居るのである。

向こうも避けられていることを自覚したのだろう。わざと私の視界に入るように目の前を素通りし、視線だけでこちらを見て通り過ぎることもしばしばあった。

もはや、恐怖しかなかった。

だが、付きまとわれているだけ。親、友人、先生。相談するか否かも難しい。

そんな時、ストーカー野郎は接触をはかってきた。幸い、ラッシュ時の駅のホームだったため、その他大勢の人はいた。チャンスだ! とばかりに私ははっきり言った。

「これ以上、私に付きまとわないで。迷惑だから」

ストーカー野郎は「やっぱり、そう思われていたか」とか「もう辞めるから安心して」とモゴモゴ言いながら、立ち去っていった。

やっと、これで終わった……と思ったのだが。

やはりストーカー野郎は、生粋のストーカーだった。

それでも付きまとわれた

絶句。

これはもう気のせいで済ませている場合ではない。友人、学校の先生、親に相談した。恐らく誰もが「ちょっと気にしすぎなのでは?」と内心思っていたことだろう。

だが、そんなことに構っているほど、正常な判断が出来ないほど私は追い詰められていた。

母には「あんたのことが好きなんでしょ。仕方ないじゃない」と言われたが、「なんで私が好きでもない野郎のために、愛想を振りまかなきゃならんの?」と即座に言い返すぐらいには精神的な余裕もなかった。

母の言葉はショックだったが、結果的には話して良かった。

明らかに疲弊した私を心配して、コマが違う友人らも帰りを合わせてくれた。それだけでも有り難かったが、こんな時でもストーカー野郎はストーカーであいもかわらず気配を完全に殺して、いつのまにか隣に居たのである。

この時、私は気づいていなかった。だが、友人がいち早く気づいて離れるよう促してくれた。それどころか次の日、声高に他の友人や先生に言ってくれたのである。

「私も実際に体験したから分かる。あれは明らかなストーカー行為だ!」

持つべきは友人、涙がでた。

先生方もストーカー野郎に事情聴取するなどの行動に出てくれた。ただ、やはり実害がなくストーカー野郎が「たまたま」と言い張ったため、「これ以上は力になれない。すまない」と友人を通じて言ってくれた。いやいや、それだけでも有り難かった。

実母も色々と感じるところがあったのだろう。卒業まで約一ヶ月だったこともあり、送迎するから別の駅から通えば良いと提案してきた。それにより路線が完全に変わったため、ストーカー行為は実質不可能となった。

だが、これで終わらない。

「ストーカー」行為が阻止されたストーカーは

  • 押し付けメールを送ってきた
  • 謝恩会で何も知らない友人を介して接触をはかってきた
  • 卒業した後の春休みに更に接触をはかってきた

おめでとう、キミは真性のストーカー野郎だ!

押し付けメールを送ってきた

就活のため、学校側からの要望で共通メアドを取得したのだが、それに対してメールを送ってきたのである。要約すると……気持ち悪い、失礼、気持ちの押し付けメールだった。

キミが好きなんだ。笑顔が見たい。

とか、そんなことが書いてあった気がする。思い出すだけで鳥肌が立つのでもう思い出したくない。ちなみに、それを見た友人はたった一言「きもい」と発したが本当、その通りだった。

ポストマスターっぽいメアドを取得し、送信先不明の時に送られる英語だらけのメールを偽装して、返信しておいた。

謝恩会で何も知らない友人を介して接触をはかってきた

ストーカー行為のことなど何も知らない女友人を上手く使って(最後だから気持ちを伝えたいとでも唆したのだろう)呼び出された。

私が断るまでもなく、周囲に居た事情をよく知る友人らが「ストーカー野郎の気持ちは知っているし、その上で断った」と丁重にお断りした。

この頃にはストーカー野郎を知る男友人にもストーカー行為について話してあり、事情を知った男友人は苦笑いをこぼし、明らかに引いていた。

卒業した後の春休みに更に接触をはかってきた

私の個人メアドを知っていた、更に事情を知らない男友人が巻き込まれた。本当にごめんよ……とその男友人に謝る羽目になった。

果敢にも「ストーカー野郎だ!」発言してくれた友人が、ストーカー野郎に会いにいき「いい加減にしろ!」と咎めに行ってくれた。

その時に、ストーカー野郎はこう捨て台詞を残したそうだ。

「(ストーカーストーカーって)ちょっと、自意識過剰すぎない?」


……はぁっ?

お前にだけは言われたくねぇよ!

立つ鳥跡を残しまくり。
嫌な幕引きとなったが、それ以上の接触は無かった。

やっっっっっっっっっっっっっっと、終わったのである。

関ジャニ∞の大倉くんについて

生身の人間に興味のない人種なので、大倉くんについては太鼓の達人が超上手い人という認識しかなかったが、今回の件は本当、苦しかったことだろう。ブログでの発言も勇気のいることだったに違いない。

彼はアイドルだから、例えその過度なファンが視界に入ったとしても、仕事の上だったら笑顔を浮かべないといけないし、いちファンとして接さなければならない。想像し難い苦痛だったと想像できる。

「立場をいいことに一線を越えて来てしまったら、その人はファンとは言えないと思う。もはや応援じゃなくて、自分の欲求を満たす行為になっているわけでしょ」
出典:11/13フジテレビ系放送「バイキング」坂上忍

まさにコレだ。

この言葉の意味を十分に考えて欲しい。

本当に大倉くんのファンであり、彼に幸せにあって欲しいと願うなら、自分の気持ちを何が何でも押し付けることはしないだろう。相手の気持ちを考え、一歩なり数歩なり引き、違うカタチで応援するはずだ。

自身の存在が、相手を苦しめる。

相手の気持ちを思いやれず、自分の気持ちだけで行動している時点でその人はもう、誰がなんと言おうとストーカー野郎だ。

もしも、あれ? もしかして? と思った方が居たのなら、今からでも遅くない。今一度、自分の行動を振り返り、距離を置いて欲しい。例え、それで距離がもっと離れたとしても、相手の幸せを願えるのなら、心の底から相手の気持ちを思えるのなら出来るハズだ。

さいごに

幸い私は警察のお世話になることはなかったし、就職によるライフスタイルの変化で被害は自然消滅したが、今でもその当時のことを思い出すと身体が震えるし、憤りを覚える。

ストーカー野郎の名前がありきたりな名前だったこともあり、時折同姓同名の人に出会うことがあるのだが、名を見るたびに戦慄するし、もしかして本人じゃないかと未だに怯えることがある。

この傷が癒えることは一生、ないだろう。

ストーカー野郎が独身なのか、結婚したのか、子供が居るのか。そんなこと、何一つ知ったこっちゃないが、このことを綺麗サッパリ忘れて幸せに暮らしているならこの上なく腹立たしい。

勿論、(居たとしても)嫁や子供に罪はない。ただ、十年以上経った今も時折思い出して苦しい想いをしている人間が居る。

金輪際関わりたくないし、今更謝罪が欲しいとも思わない。ただひとつ、願うことは。

二度と私の視界に入るんじゃねぇ。

これだけだ。

だが、一部と言えど人の人生を滅茶苦茶にした罪は忘れないで欲しいものである。

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