株に興味を持って一年が経とうとしている。「あれから資産は順調に増えたのかい?」と問われたなら、「微増したかな???」程度である。しかしながら「株で増えたの?」と問われると、少々首を傾げてしまう。
いわゆるキャピタルゲイン(株売却による利益)は今のところない。悲しいことにない。あぁ、ないとも。
ちなみに損ならある。3000円ほど(TATERU株で遊んだらそうなった)
これらのことを一年、体当たりで実施してみたが、目に見えて成果があったのはクロス取引ぐらいである。株の「か」の字ほどの知識もなかったワーキングママが、ここ一年で実際に株に触れて感じたことを記して言ってみようと思う。
「株」に一年触れてみて
実際に実施・体験したものについて、個々に所感を述べてみようと思う。
IPO申込
まぁ、資金力50万円程度しかないから当たらないよね!(終了)
SBI証券で申し込んでいるので地道にチャレンジポイントは蓄積されていっている(現在120Pほど) 当たるとしても、もう二、三年後といったところだろうか。ただ仮に当たったとしもそのIPOがいわゆるはずれだと大した売却益なし、ひどければ損をする可能性とてある。こればかりは当たったIPOと相場によるとしか言えないだろう。
正直、あまり期待していない。
ちなみに一度だけ、ソフトバンクで補欠当選した。即座に辞退してしまったが。それでも補欠当選()
クロス取引
唯一、成果があったかなと思えるものである。
ただ、この記事にあるとおり、年々競争率が激化しているため、いつまで恩恵を受けられるのやら状態である。手数料負けしないことと、頂いた優待を自分で使いきれるかどうかがカギである。
私は金券ショップやオークションの類で換金していない。リスク(売れない/手数料負けする/落札者とのトラブルが生じるなど)があるからである。
カタログギフト系は人気ないので重宝している。うちは食べ盛りの子が二人居るので、手数料200円前後で頂けるのは大変ありがたい。肉系を選べば間違いない。夕食の品にしてしまえばいいのだ。
ちなみに、6月分のすかいらーくは未だ確保できていない。現物株があるので優待3000円分は保証されているものの、実は今すかいらーく株がイケイケに高騰しているので売却すべきか否か、迷っているぐらいである。今、売れば1~2万円は売却益が出るのはでかい。しかもNISA口座で買っているので、税金がかからずまるっと利益になるのだ。ひじょうに悩ましい。
地味に気になっていたのだが皆様、クロス取引する時、資金力ギリギリまで使っているのだろうか。保証率きると追証が発生するので、最初はビクビクしながらやっていたのだが……そもそもクロスで追証が発生することはあるのだろうか。その辺、調べても出てこなかったので、発生した時は発生した時と腹をくくっている。
証券会社によっても違うのだろうか。SBIでクロスした際は買付可能金額ががっつり減ってビックリした記憶がある。計算したら保証金分、引かれていたようだった。カブドットコムだとそんなことは無かった気がするのだが……よく分からん。この辺もよく分からない人だと、怖くて躊躇してしまう要因なのではないだろうか。
実際、クロス取引にもリスクはある。きちんとした手順を踏めば手数料だけで優待を頂けるが、品受を忘れて手数料だけかかって優待もらえなかったり、品渡し忘れて貸株料がかさんだりとあるのでその辺は十分注意すべきなのだろう。
何事もノーリスクでなんていうのは無理だ。少し損する覚悟で体当たりが一番、学べると個人的には思っている。
投資信託
現在は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』1本に絞って月1万ほど積み立てている。始めた時期が丁度、下落している時だったので今はそこそこ利益があるがまぁ、これは長期投資前提なのであまり気にしていない。
とは言いつつも、問題は2つほどあって。
な感じである。
NISA口座に積み立てていること自体は問題ないのだが、後につみたてNISAに変更しても投資信託自体の移動は行えない。故にいずれ一度、売却するかロールバックで運用だけ続けるかの2択に迫られる(たぶん)
そして以前、積み立てていた投資信託の扱いも悩ましい。eMAXISは外国株式なので放っておけば利益が出そうだが、問題はひふみ投信である。イケイケにマイナスである。とりあえず放置しているが……オリンピック需要に期待したい。
投資信託は積み立てたはいいものの、まだ一度も売却したことがないので、何処かのタイミングでやってみたいとは思っている。
高配当株の購入
前にちょこちょこ買ってから、新規に購入していない。
一時期はマイナス5万円と痛いダメージをくらわしてきたが、今は奇跡的にプラ転している。
まぁ、すかいらーく株頼みなんだけどね!!!(優待改悪きたら終わりである)
一応、新規ではNTTドコモ(9437)とかJT(2914)を考えていたが、ドコモはKDDIとかぶる通信株であることや、JTは民営化の話とか出ていてなかなか手を出せていない。最近、どちらも下落気味なのでタイミングがあれば買いたいかな、とは思っている。
優待株としてはクリエイツ・レストラン(3387)だろうか。すかいらーく並みに優待は貰えるので視野に入れているがいかんせん、私が住んでいる地域(田舎)では使える場所が限られているので、ちょっと躊躇している。
「株」の今後の方針について
ブログのサブタイトルにあるようにワーキングママなので、株のためにそこまで時間は避けない。前は熱心に四季報を読んだりもしたが、今は漬物石状態さっぱりである。とりあえず今後は
を中心にやっていくつもりではある。とりあえず、IPOは忘れずに申し込むことだけに専念したい。
個別配当株を買うことについて
各個人のブログを見ていると、配当金月10万円めざして高配当株にコツコツ投資なんてものはよく見かけるが、本当に大丈夫なのだろうかという疑念がぬぐいきれない。
偶に思うのだが、高配当株を買えるだけのお金があったり、貯蓄できる人は別に株式購入せずとも何とかなるのでは? と思うのだ。こればかりは未来のことなので誰にも分からないが、今は高配当株と言われているものの未来でそうなのかと問われたらそんな保証はないのだ。勿論、株自体がリスクがあるので何とも言い難いのだが、それなら投資信託やETFという選択肢の方がかしこいよなという結論に達している。
私は資金力が資金力なので、どれも今のところ100株程度しか買えないので何があっても傷は浅く済むが、分散投資を歌いながら某株に数千株とか聞くと「大丈夫なの?」と言いたくなる。いくら配当金が貰えるからと、ある程度の下落は耐えられるとしても、かつての有望株であった東○電力みたいなことが起きたら、立ち直れないんじゃなかろうか。
ざっくりだが、株価は10分の1。配当金は無配当である。3000万円分購入していた場合、価値は3000万円→300万円に、配当金は30万円→無配当だったか。一生懸命蓄えた貯蓄が一瞬にしてパァである。私なら耐えられない。
それなら投資信託に半分、貯金で半分くらいにしておいた方が将来安泰じゃん、と思うワケである。実際、私が以前に相談に行ったFPは貯蓄できる人が敢えてリスクを取る必要はないと言い、投資信託さえ勧められなかった。
国外のETF・外国株について
いかんせん興味はあるのだが、やはり国内株に比べると気軽に購入に踏み切れない。先程上げた『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』なんかは日本の会社が仲介に入った投資信託(?)なので煩わしいことを考えずに済むが、純粋な『S&P500』ETFを買うとなるとまたワケが違っただろう。
ただ、ETFの方で買えると配当金が貰えるのがメリットなのかなと常々思っている。そこに至るまでは円をドルに変えたり(ここでも手数料かかる)、実際に購入してみたり、配当金が入っても二重課税されたりととにかくややっこしいので、やはり躊躇している。
証券口座について
現在はSBI証券、カブドットコムの2口座を開いている。クロス取引やIPOのことを考えると、もっと口座が欲しいと思わないこともないが正直、管理しきれない。
また、2口座にしている理由としては
と用途を明確にするためだ。これだとクロス取引の手数料もいちいち電子交付書類を見ずとも、入出金の額さえ把握していれば大体分かるので管理しやすい。手数料を安くするため! とか言って、複数口座開いても結局管理しきれなかったり、ミスも増えると思うので、専業だったり細かい管理に向かない人はこれぐらいにしておいた方が良いだろう。
まとめ
1年経っても株は理解できないほど、奥が深い。
今後も多少のリスクを取りつつも、良いところどりをしていければと思う。仕事もそうなのだが、ここで実際にやってみようと思える人と、いやいやリスクがあるのならばと躊躇する人はそこで差が出てしまうのだと思う。体当たりだよ、体当たり。
私は仕事でもそのスタイルなので「生粋のクラッシャー」とよく呼ばれるが、その分の対処方法(直し方)も知っている。悪いことばかりではないのだ。
株を始めた切っ掛けとして、誰にも咎められない二次創作時間が欲しい!=アーリーリタイアの夢を見ていたが、しょせん夢は夢。まだまだ程遠そう……というか叶わなそうである。だが、やらないよりはマシ! と思っているのも事実だ。
実際にやってみなくちゃ見えないリスクはある。反面、リスクを取って得られたもので外食を楽しんだり、ちょっと美味しいものを食べられたりと些細な幸せを実感しているのもこれまた事実。日々、勉強である。しみじみ。
ではでは、この辺で!
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