コロナ騒動により、日経平均やダウ平均株価の上下が激しい日々が続いている。
これを機にiDeCoで去年、定期預金にしていた分を株にスイッチング(※)しようかなとふと検討し、ツイッターで検索してみたところ、株から定期預金へのスイッチングを検討している人が一定数居たことに驚いた。
ふおっ???(なんでっ???)
私がやろうとしていることの真逆のことである。
スイッチングとは投資信託の買い換えのことである。例えば、iDeCoで定期預金で積み立てていたものを外国株式に買い換えることなどである。
よーく思い出して欲しい。株は基本「安い時に買って、高い時に売る」「市場全体が下落している時の損切りは基本しない(不祥事や業績不振での下落ではない)」と、 どの株の本にも必ずと言っていいほど書いてある。
が、ついつい暴落時、
と、今までの利益を確定しようとして株から定期預金へスイッチングをしているようだ。まぁ、気持ち的には理解できなくもない。利益、失いたくないもんね。
だが、そんな人ほどちょっと落ち着いてこの記事を読んで頂ければと思う。
まぁ、結局のところ、投資は自己責任なので参考程度に、となるが。
株暴落時、「iDeCo」などで積み立てている投資信託の手入れは必要か?
不要じゃ(粛々と積み立てする)
と、私自身は思っている。
そもそも投資信託自体が時間を味方にして、知識がない人でも利益をそこそこ上げられる手法だからである。
勿論、爆発的な利益はなく、 (投資信託に限った話ではないが) 今回のような市場全体の下げには追随するものの、定期的な銘柄の入替(手入れ)は勝手に証券会社がやってくれるので商品さえ間違えなければ基本、ほったらかしで良い。
私自身、iDeCoは先進国株式・つみたてNISAは2:1の割合で全世界株式(日本除く)とS&P500につっこんで、ほったらかしにしている。
わたくし、日本にまったく期待していないので投資信託は日本を除いている(酷っ)
ただ、まったく買ってないワケではない。勉強がてら高配当株をSBIネオモバイルでちまちま買っている(SBIネオモバイルについてはこの記事を参考にして)
今現在、コロナにより株は暴落しており、私の証券口座も大変悲惨なことになっているが(個別株と併せると、マイナス20万円くらい)、それでも投資信託などの積立投資は基本、何もする必要はないと考えている。
その事実が如実に出ている資料が掲載されたツイートだ。
あとはこの辺が分かりやすかった。
上記サイトの一番下の方にあるが、バブルピーク時から28年ほど毎月末に3万円ずつ日経平均にて積み立てていた場合、約1000万円(積立額)が約1500万円(積立額+運用益)になったという部分は興味深い。
バブル崩壊後はずっと冴えないと言われ続けている日本株オンリーの積立でもこの運用益にはちょっとびっくり!
全世界やS&P500に同じように積み立てていた場合はもっとリターンが大きかったはずだ。
どうしてそうなるかは同じサイトの中ほどに書いてあるのでじっくり読んで頂ければと思うが、簡単に言うと暴落時は株価が下がる。株価が下がればその分、同じ金額を積み立てていても株をたくさん買うことができるので、その後にちょっとでも値上がりするとその分、利益が出る=枚数が多ければ多いほど、その益が増えるのである。
なんのグラフだか忘れてしまったが(思い出したら後で貼る)、最初基準額が100円から始まった投資信託があり、そのあと下がりまくって、十年後くらいに基準額が100円に戻った投資信託があったと仮定した場合、それでも利益が出るのだとシミュレーションが出ていた。
実際の株式では配当金が分配されており、自動的に再投資(が多い)されており、それらも運用益に加算されることを加味すると、相場があげあげだろうが、暴落しようが、大暴落しようが、基本何もしちゃいけないのが投資信託なのだ。
と、言うか、そういう人向けの商品なのだ投信信託は。ごちゃごちゃ自分で手入れしたい人はSBIネオモバイルで個別株を買い漁った方が良いと思う (SBIネオモバイルについてはこの記事を参考にして)
年7%は言い過ぎだが……かね、言っていることには同意である。ちなみに田端氏は今回のコロナ騒動による暴落についても
と、どっしり構えられている。むしろ、買い増ししたいには激しく同意する。
引用ツイートの方は不安を煽るような文言があるが、エグいぐらい下がっていようが、投資信託の手入れは不要=気絶しているくらいで丁度いい。
田端氏に限らず、ホリエモン辺りも「適当なインデックス投資信託に積立設定して、気絶してろ」と新R25辺りのどっかの記事で同じようなことを言っていた記憶がある。
故に基本、スイッチングをふくめ、投資信託は余計なことをしない方が良い=手入れ不要=ほったらかしで良いと私は考えている。
と、言いながら、私は定期預金から株へのスイッチングを検討している。それについては次章で語るが、こちらもやはりリスクはある。
株暴落時、「iDeCo」にて定期預金→株へのスイッチングはすべきか?
ややこしいが、この章は私がやろうとしている定期預金→株へのスイッチングのリスクの話である。株→定期預金へのスイッチングではない。
答えだけ言ってしまえば、やらない方が無難かもしれない……
と、言うのは、現在の市場が底かどうかは未来=後になってしか分からないことだからである。
10年前のリーマンショック時は数度の暴落からの大暴落と、見るも無残な死体蹴り状態と言うとてもこわーいことが起きていた。
今が底だ! チャンスだ! と思い、スイッチングした途端、再びの大暴落! ドルコスト平均方を無視したが故に損した! なんてシナリオも有りうるのだ。
これと同じことが今回のコロナでも起きかねない。コロナ騒動で外出自粛・飲食店打撃・当初見込んでいた需要が一気に消えた……などなど既に兆候は見え始めている。
もし今回のコロナ騒動でも同じようなことが起きたとしたら、今は底ではない。
だが、ここからコロナに対しての劇的な予防策が出てくるかもしれないし、そもそも致死率そこまで高くないじゃんと新型インフルエンザのように転じる可能性もあり、ぐんぐんここから株価上昇する可能性も完全には否定できない。
未来は誰にも分からないのである。
よって、今の市場はiDeCoの定期預金を株をスイッチングするチャンスでありつつも、余計なことをしてしまった! となりかねない機会でもあるのだ。
それでも敢えてやろうかなーと私を含めて思っているチャレンジャーな人は、以下を踏まえた上で挑戦して貰えればと思う。
ビビらせるようなことを言っているが、絶好の相場だとは思う。何故か定期預金がある人は全力でスイッチングすべきとは私自身、考えている。
まぁ、あとはメンタル次第だ。失敗しちゃった、あははははは~で済ませられる自信のある人はこの機会にチャレンジしてみても良いのかもしれない。
まとめ:暴落相場においての狼狽スイッチングは避けよう
正直、今回のコロナ騒動でここまで暴落が起きるとは思ってなかった。
下記の本を読んでいたこともあり、新型インフルエンザと同じように辿るだろうと甘く見ていた。
ぶっちゃけ、コロナウイルスよりも人の方がおそろすぃ
チーム・バチスタシリーズで有名な海堂先生の著書である。新型インフルエンザでの騒動を皮肉った感じ(?)の内容の本で、なるほどなーと思うような内容である。今回の騒動を予知したような内容なので、興味ある方は読んで頂ければと思う。
この本に限らず、海堂先生の本はほぼ全部読んでいる。バチスタシリーズを含むどの本も基本、世界観がつながるスタイルでクロスオーバーしている(桜宮サーガと呼ばれている)ので、ハマるとかなり引き込まれる。(冴子と彦根がドラマ版ではカットされたのは本当に哀しい限りである)
ちょっと書いたが今回の暴落相場、評価額的には諭吉が20枚ほど吹っ飛んでいるが結構楽しんでいる。
何故なら、その損はまだ確定したワケではないし、数ヶ月前までは逆に+10万であったことを知っているからである。
あとは余剰資金で楽しんでいるので、別に痛くなーい
↓ちょっとまとめたので記念に載せておく。
株形態 | 投入額 | 損益 |
---|---|---|
個別株 | 約90万 | マイナス11万 |
投資信託 | 約35万 | マイナス6万 |
米国ETF | 約10万 | マイナス2万 |
また、ひゃくまんほどしか株に突っ込んでないので、そこまで痛みがないのだ。あと、前にもっと痛いことがあったから慣れたというのもある。
あ、でも今、見たら5万程度のマイナスなのか……大分、メンタル麻痺している感がある。
が、これが大事なのだ。よく投資信託は設定したら忘れろ、気絶しろと言われるぐらいの代物だ。積み立てていることすら忘れてしまうのが億万長者への近道なのだ。
10年に1度と言われる大暴落市場。
投資信託で確実に積み立てつつ、高配当株もちょこちょこ買いあさっていければと思う。
今回の相場でブリヂストンに早めに飛びついて、既に痛い目にあっているけどね! 単元未満株だから少しは諦めつくよね!!!
増配してとは言わないから、せめて減配しないでね!!! と祈りつつ。
ではでは、この辺で!
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