職場で人間ドックを診断する年齢に到達したので先日さっそく予約を取って受けてきたところ、眼圧がD判定をくらった。網膜神経線維層欠損疑いと書かれているではないか!
この時点で嫌な予感はしていた
婦人検診と初バリウムはクリアしたのに……! と思いつつ、おとなしく眼科で精密検査を受けたところ、片目が「緑内障」と診断された。
(覚悟はしていたけど)ショック……!
「緑内障」と診断されるまで
緑内障とはなんぞやと思う方も居るだろうか。詳しくはグーグル先生に聞いた方が早いと思うが、私が先生に聞いた話をざっくり一言でまとめると「目の神経が失われ、視野が狭まる病気」とのこと。
これの判定をするため、
などといった精密検査を行った。
これらの検査を終え、先生の診断を受けたところ「う~ん、緑内障と見て間違いないですねぇ」とのことだった。トホホ。
その後、中心の黒点を見つめつつ周囲にモヤみたいのが見えたらボタンを押す検査の更に厳密なのをやったところ、正式に「緑内障」と診断されたワケだ。
「緑内障」って失明してしまうの?
ただ、私は本当に初期の緑内障とのこと。治療をきちんと行えば失明に至らないし、生活に支障が出ることも少ないでしょうと言われた。早期発見大事。
先生のお話によると緑内障診療ガイドラインが2017年に改訂が入ったのが、そちらだと「緑内障」という判定になる旨を言っていた。
要は前のガイドラインだと緑内障になりつつあるけど、まだ緑内障ではないという認識だったのだろう。だが、緑内障は初期は自覚症状がない上に失われた神経はもう二度と戻らない=欠けてしまった視界が元に戻ることはない、のでガイドラインに改訂が入り、より多くの人が早期に発見・治療を受けられるようになった。とても良いことだと思う。
自覚症状まったくなかったわ
緑内障は発症している内の9割の人が自覚症状が無い=治療を受けておらず、1割の人しか治療を受けていない。その割に失明原因の1位であり、40代の内20人に1人の割合で緑内障との統計も出ている。
「緑内障」の治療方法とは?
緑内障において、目の失われた神経はもう二度と戻らない=欠けてしまった視界が元に戻ることはないということから、症状の進行を遅らせる治療となる。
厳密に言うと緑内障にも種類があるらしいが、いずれにせよ眼圧を下げる治療が最も有効なようだ。
と、いうことで私も点眼による治療を開始した。この時、先生より目薬の種類について説明を受けたのだが
と、ざっくり三種類の目薬の紹介があり、それぞれの副作用について丁寧に説明して頂いた。
種類 | 副作用 |
旧型の目薬 | 新型目薬(下記2つ)より効果がない |
新型の目薬 | まつげが伸びる・目の周囲が黒くなる・まぶたの辺りがくぼむなど |
2018年から使えるようになった新型目薬 | 目が充血・まれに重度の副作用 |
…
……
どれも副作用があるやん。
先生からは出来れば新型の方を……とのことだったので、まぁ今まで副作用にぶちあたったことないし大丈夫だろうと2018年から使えるようになった「エイベリス点眼液」を選択した。
これから恐らく一生涯、点眼しないといけないのだろうし、美容的な問題を考えるとこれを選ぶしかない
今のところ副作用にはぶちあたっていない。
エイベリス点眼液は美容的な副作用がないので片目点眼の人にも優しい。私は一応、緑内障と判断されたのは片目だったが、もう片目も徴候がでていたので両目とも点眼している。
副作用の炎症を抑える目的で同時にプロラノンと言う点眼薬も処方された。エイベリス点眼液が就寝前に1回に対し、プロラノンは5~7回と多いが最低限、食事前+就寝前で良いとも言われている。
プロラノンの方を点眼するのを忘れそうと思っていたが、エンジニア=ドライアイ気味でもあるのである意味、丁度良かった。なんだかんだで目がゴロゴロしてきた頃合いでやると自然と5~7回/日点眼するカタチとなった。
まとめ:緑内障は誰でもなりえるし失明リスクはあるものの極端に恐れる病気ではない
緑内障は他の病気と同じように早期発見、早期治療かカギとなる。人間ドック等で眼圧でチェックを受けた人や普段から眼圧が高い人(15mmHg以上)、数年前は平気だったけど(ガイドライン改訂で新たに緑内障診断されるかも!?)……など気になる人は一度、眼科で精密検査を受けることをお勧めする。
失明してしまったら元も子もないし、生活に支障も出る。
若いうちはならないでしょ! と高をくくってもいけない。人間ドック初受診で早速ひっかかり、発見に至った人(私)も居るので気になったら眼科で検査を受けよう。
ではでは、この辺で。
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