【利用してみたら】旗当番をファミリーサポートに頼んでみました【意外と不便】

うちは上の子が発達障害云々で特別支援学級に通うため、目の前の小学校ではなくお隣の学校に通っている。よって、上の子の送迎は親の責任で行わなければならない。

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2018.11.14

そこに今年、下の子の小学校入学である。市役所の学校教育課に問い合わせたところ、下の子を上の子と同じ学校に通わせることは可能だが、基本的には上の子の卒業と共にそれは出来なくなると言われた。当然と言えば当然だが、親としては困った。悩んだ末に下の子は目の前にある小学校へ、つまり上の子とは別の小学校という道を選んだ。

だが、しかし。ここで問題になるのは送迎である。当然、小学校なので登校時間はほぼ一緒だ。下の子の送迎を見送ってから、上の子の送迎。間に合うか分からん。それに加え、一番厄介な上に順番が読めないのは月一に回ってくる旗当番である。大パニックである。
通学班で通っているワケではないので上の子の旗当番は免除されている。だが、下の子は通学班で登校するのでそういうワケにはいかない。

上記の事情により旗当番が難しい。ファミリーサポートをお願いできないか？　ダメもとで聞きに行ったところ、可能だと言われた。実際のところどうなるかまだ分からないところもあるが、準備しておくに越したことはない。お金もこういう時に使うものだ。

では、これよりファミサポに実際に訪れた時の話や流れ、必要なもの、不便な点などを書いていこうと思う。

利用したいけどどんなものか分からない。かえって、厄介かもしれないと思っている方に、この記事が参考になればと願う。

「ファミリーサポート」とは

「ファミリーサポート」への登録

ファミリーサポートを利用したいと思った際、必ず必要となる手順は （依頼会員の） 登録である。写真二枚が必要となる。頼みたい内容がファミリーサポートでお願いできる事項かを確認した上で、登録した方が良いだろう。

ただ、ちょっと不便だなと思ったのは、依頼事項に対して協力会員が見つかるかどうかは分からないというところだ。これは致し方ないのだが、見つかってから登録……は当然、出来ない。

また、そこで働いている方々も市役所の臨時職員のような方々なので、まぁ、のんびり（お察し）　要はお役所仕事ということだ。こちらが真剣に相談しているのに、後ろでは「うちの猫ちゃんが～」「猫ちゃんのために何があっても早く帰りたい」などと聞こえてくる。仕事してください。

「ファミリーサポート」による協力会員を探し出し

「登録」を終え、依頼事項（私の場合は旗当番）のヒアリングを終えると、あとはファミリーサポートのお仕事である。ひたすら待つしかない。私は３月頭で依頼をし、４月上旬に見つかったとの連絡があった。正直、見つからなかったと思った。

この間、見つからなかった時を踏まえてちょっと離れたところにすんでいる実母の協力を──と思っていたが、見つかって本当に良かった。

「ファミリーサポート」にて事前打ち合わせ

見つかった協力会員さんとの事前打ち合わせである。

この段階でお気づきかと思うが、依頼事項をお願いするために既に２回ほどファミサポに足を運んでいる。しかも、ファミリーサポートの事務所は役所と同じカレンダー通りにしか空いていないので（お察し）

……本当に忙しく、手が必要なワーキングママに酷な事実である。

ともあれ、事前打ち合わせである。私の場合、子の送迎に重なるがゆえの旗当番のお願いだったため、子が絡む案件ではなかったのでスムーズに打ち合わせは終えた。

いつ旗当番が回ってくるかの分からないトコロだけお互いに「うーん」という感じだったが、この辺は実際にやってみないと分からないので、とりあえずやってみましょう！　となった。

順番だけは決まっているのでとりあえず前の人に事情を説明して、連絡先を交換し、旗が回ってきたら連絡くれるようお願いしておいた。これで一日前には協力会員さんにお願いできる体制は最低限整えた。

「ファミリーサポート」の協力会員さんがお仕事を終えたら

正直、ここが一番、ファミサポを利用する上で一番面倒だなと感じた。

協力会員さんは仕事を終えると報告書を作成し、ポストに届けてくれる。そしてそれに対して、依頼した私は確かに依頼をまっとうして頂きましたサインと報酬のお渡しをしなくてはならないのだ。

報酬が発生するので対面で行わなければならない。だが、平日にそんな暇はない。と、なると自然と休日に協力会員さんのおうちまで足を運び、それをやらなくてはならないのだ。

理屈としては分かるが……もうちょっとどうにからないのか、と思った部分である。前金でも良いから口座振替にして欲しいと思った。

ファミサポは５日締めなので、月の最後には必ず協力会員さんの元を訪れて清算して欲しいと言われた。徒歩で行ける距離の人なら良いのだが、今回はそこそこ遠い人なのでひと仕事である。まぁ、それは協力会員さんにも言えることで、わざわざ１０分ぐらいの旗当番のために朝にこちらに訪れて、旗をうちの玄関先まで取りに行き、旗当番して、また玄関先に旗を戻して──とやって頂くので、文句は言えない。寧ろ、有難いし、助かる。

だけど、もうちょっと何とかならないものだろうか……せめて、報酬の部分が手渡しでなくなると対面の必要がなくなるので良いのだが。

まとめ

ついつい不便な点を上げてしまったが、これが現実ということだ。もっとこちらに手のかからないものを、と思えば、もっとお金を出して便利屋さんに依頼するしかないだろう。確か、ちょっと調べた感じでは３千円／回だったかな（遠い目）

ファミリーサポートだと私の自治体の場合、３５０円／回（３０分料金）で済むので十倍違う。なかなか難しいところである。

読んで分かって頂けたと思うが、ファミリーサポートはあくまでもボランティアに近い。料金はお支払いしているものの、（私の依頼事項は旗当番なのでそこまで責任は問われないが）子供の送迎などはそれ以上の責任を伴う。

数年前のニュースにもあるように、ファミサポ利用による痛ましい事故もあった。

とても難しい問題だと思う。今回、正直に不便な点を上げたが、それらを省略すれば痛ましい事故は増える懸念とてあるだろう。ひじょうに難しい問題だ。

恐らくファミリーサポートだけでなく、学童や他の事柄でも似たようなことは日々起きているのだろう。

自分たちでやろうとすれば無理が生じる、外部に委託しようとすれば子供に危険が及ぶかもしれないリスクが高くなる。子を育てる親はこのジレンマといつも必死に戦っているのだ。

何だかなぁ、と思いつつ。ファミリーサポートについて、少しは参考になっただろうか。ここに書かれている現実を念頭に置いた上で、適切に利用できそうな人は利用して頂ければと思う。

ではでは、この辺で。