小説に限らないが、pixivでのブクマ話題は定期的に上がる。
最近はすっかり固定ジャンルにつかず、ふらふらと思い立った時、書きたい時に書く派になった私も、ブクマは貰えるものなら貰いたい、嬉しいと思っている。
ブクマ云々の議論は「同人女の感情」等でも大変議論されているので、敢えてここでは触れないが、やはり自分で書きたいものを書いて、見知らぬ誰かに評価されたら嬉しいよね! と言う感情の持ち主が書いているものだと思って頂ければ幸いだ。
有難いことに固定ジャンルにつかず、ポツポツ書いている割に、私はブクマを頂けている方だと思っている。
いわゆる旬ジャンルで活動していないので、ぎゅいんとブクマがついたり、デイリーランキング入り等はしてないものの地道に(それこそビジネスモデル風に言えば)ロングテールな作品で地道に稼いでいる。
具体的な数値で言うと、下記の記事で初動30ブクマくらい&数年経過で300~400ブクマ小説をご紹介したが、今では1000ブクマを越えた。恐らく、今後も地道に伸び続けるであろう。
他作品も有難いことに、じみぃにブクマ数を伸ばし続け、200~400ブクマになっている作品がちらほらとある。具体的にどんな作品を執筆しているかは上記の記事の方が参考になると思うので、お時間のある方は上記記事から読んで頂ければ幸いだ。
本記事では「pixiv小説にてブクマを得続けるには」の辺りをちょっと言語化してみようと考えていたら、何だか新規事業を行う前のビジネスモデルに似ているなと思ったので、その辺についてふわっと書いてみようと思う。
継続的にpixiv小説のブクマを得られる作品の書き方を言語化してみた
ラノベのタイトルかよ! と言うのはさておき(見出しの話である)
大体、私の場合はこんな感じかなと思っている。
改めて、言語化してみようと思った時、これらを無自覚にやっていたのかなぁ、と言った所感だ。
詳しくは下記に列挙していくが、併せてそれがビジネスモデルのどの辺に当たるのかという話も一言添えていってみようと思う。
自分が書こうとしているジャンル・カプの小説を読みこむ
自分自身の萌え補給のために、自然とやっている人が多いのかなと思っている。
その中で、私にとってのドンピシャな小説がない!→なら書くしかないじゃない! となるんではないだろうか。
これはビジネスモデルの「市場調査」に該当し、そしてある種の「課題」=「自分の嗜好にドンピシャな作品がない!」が見つかった状態とも言える。
その上で、よく書かれているシチュエーション・好まれているシチュエーションの傾向をつかむ
(大きな声では言いにくいが)誰しもあるジャンルのあるカップリングの作品を読みたいと思った時、読み始めるのは上位=ブクマ数が多くついている作品から読み始める傾向が多いだろう。
このことにより、自然とどのような傾向の作品がよく読まれているかを把握することになる
(これも大きな声では言いにくいが)規模にもよるが、あまり作品がないジャンルだとすべて読みつくすことも可能だろう。そうすると、逆にあまり評価が高くない作品の傾向も知ることができる。
自分独自のエッセンスをかけあわせる
上記二つにより大体、好まれる傾向は自然と理解した状態となる。
この辺もよく話題になるが、好まれるシチュエーションの作品はそれだけで読まれる傾向にある。ただしブクマを継続して獲得しようと思うのなら、更にここで一歩踏み込む必要がある。
それがいわゆるオリジナリティ、自分独自のエッセンスの掛け合わせである。
例えば、原作終了後の「未来の話」「あるキャラクターが実は生きている」と言ったシチュエーションが好まれる傾向にあるとする。
この時点で「未来の話」×「あるキャラが実は生きている」の話は100通りあるかもしれない。その中に後続で参入し、光るのは少々厳しいかもしれない。
しかし、そこに自分に刺さる、あるシチュエーションを掛けあわせたらどうだろうか?
「未来の話」×「あるキャラが実は生きている」×「原作ではありえないポジションにそのキャラの立ち位置を据える」と言った新たなエッセンスを取り込むことで、100通りあったものが自分だけのオリジナル1通りになるかもしれない。
これはビジネスモデルでも一緒で、既存製品に何かを掛け合わせてみたら大ヒットしたという類のものと似ている。
うまい例えが見つからないが、炊飯器(既存製品)にアニメキャラクターの声を採用する辺りなんかが、該当するビジネスモデルなんじゃないかなと思う。
ここでビシッと分かりやすいビジネスモデルを出せない辺りが、私のセンスのなさなのだろう。引き出しを増やしたい。
自分に120%刺さる小説を執筆する
まぁ、結局、最後はこれである。
規模が小さく、全ての作品を網羅できていれば、好まれるシチュエーション・あまり好まれないシチュエーションを肌感覚として分かっているので、その辺を考慮しつつ……となるだろう。
ビジネスモデルで言うところの、企画から実際にカタチにする辺りのフェーズになるだろう。
ここだけはどうしても熱意がないと難しい。よって、自分に120%刺さるものと表現している。要は自分の好きなものじゃないと、作り上げられる情熱が続かない。
仕事だと特に顕著だが、誰かに頼まれて仕方なく……という仕事は、どうしても途中で息切れしてしまうし、クオリティもそこそこで済ませてしまうだろう。
だが、自分に120%刺さるものなら違う。自分のための作品である。特定の誰かなど知らん! と言いつつも、出来上がった作品は、他人の120%にはならないかもしれないが、結果的に他人の70%に刺さる小説に仕上がる=ブクマして貰えるんじゃないかな、という話である。
この120%理論と70%理論は、確かVoicy代表である緒方さん辺りの話だったと思う。違ったらごめん。
まとめ:pixv小説のブクマを~を言語化してみたら、まんまビジネスモデルだった
最近、転職したいなと思いつつもなかなかうまくいかず(豆腐メンタル)、もういっそ個人事業主になってから起業するかと(極端志向)、とりあえず無駄にはならんだろうとビジネスモデル的なところを学び始めたところでの気づきだった。
確かに、pixiv小説などで評価高い人って、仕事もプライベートもうまく回されているイメージがある(偏見込)
評価を得ている人のすべてが「そう」ではないが、ある程度計算してやっている人、私のように半ば無自覚にやっている人と様々だろう。しかし今回、あらためて言語化してみた部分は、そこそこ的を得ているんじゃないかと思う。
どこにいってもテンプレや今までの常識が通用しない、神がかった天才肌は存在する。
昨年執筆した今年映画化となる作品の二次小説も、のんびり100ブクマに到達しそうだなぁ~と眺めつつ(さらっと宣伝)、少しでも本記事が参考になれば幸いだ。
本当に自分はロングテールな小説ばかり量産しているなと思う。
ではでは、この辺で!
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