「電脳九龍城 傀儡狂騒曲殺人事件」とは、金田一少年の事件簿Rとタカラッシュとウェアハウスとがコラボして実現している体験型謎解きイベント(~2021年1月31日まで)である。
体験型と聞くと、リアル脱出ゲームを思い浮かべる人が多いと思うが、こちらは時間制限はなく気軽に個人で出来るタイプのものなので、他人の迷惑にはなりたくない! という私のような人見知りでも安心して体験できる謎解きイベントである。
ちなみに今回の「傀儡狂騒曲殺人事件」は第三弾であるが、前作(第一弾・第二弾)や原作を知らなくても楽しめる内容となっている。
ただ、しいて言うなら金田一少年の事件簿の20周年記念シリーズである「香港九龍財宝殺人事件」が大元になっているのでそちらを知っていると、より楽しめるだろう。
「香港九龍財宝殺人事件」は実写化もされている。美雪によく似た女の子、ランが出てくる話だ。
また、既に体験型は終了済の第一弾「電脳九龍城財宝殺人事件」、第二弾「電脳九龍城怨念遊戯殺人事件」は、LINEを利用して行うバーチャルキットで販売されている。
バーチャルキットについては上記リンク先に、公式の紹介サイトがあるので見て欲しい。
下記は第二弾のサイドストーリーである。
こちらはLINE不要で、本体のみで謎解きを楽しめるものとなっている。
ヒントが欲しい場合は、Webページへのアクセスが必要である。
謎自体は軽めだが、金田一(原作)のはじめちゃんと高遠の関係性をよく分かっていらっしゃる内容で、めちゃくちゃ感動した。
と、言うか第三弾も既にバーチャルキット発売済みだ。現地に行くのが難しい人にはおすすめである。
ちなみに、私は今回の第三弾以外はバーチャルキットの方で行った。
体験型謎解き「電脳九龍城 傀儡狂騒曲殺人事件」とは
公式サイトにもあるが、想定所要時間4.5時間と人に迷惑はかからない分、ボリューミーな謎解きイベントとなっている。
一応、ヒント(要・Webページへのアクセス)は用意されているが、ハマるとヒントを見ても分からない可能性もある……と思う。私はヒントを駆使しても4時間ほどかかった。。。
店員さんは謎解きに関しては基本ノータッチ(だと思われる)なので、どうしても分からない場合は詰むしかない。さすが、「大人のための謎解きイベント」!(何か違う)
謎自体は1500円とは思えない程、高クオリティ&ギミックのきいているもので大変良かった。解けた時の爽快感がたまらない。
謎解きと言うと、別途ノートやメモ帳を用意しておかないと「(情報が整理できず)分からない!」というパニック状態に陥る人も多いと思うが(私もその典型である)、この金田一の謎解きは情報整理も謎解きキット内で行えるので大変、有難い。
別途ノート類を用意する必要はない。分からない時は分からないだけだ(←)
SNSの評判を見る限りだと、「最終謎の一歩手前のシートギミック」と「最終謎」の評判が良かったように思える。
めっちゃ分かる~(これは実際にやった人にしか分からない)
最終謎は「ここまでするんかいっ!」は現地組にしか分からないものなので、行ける方は行って欲しい。
ちなみに私は最終謎のトリック自体はすぐに分かったものの、だいぶ右往左往してかなりの不審者っぷりとなった。お昼のおにぎり食べてて「あ、まさか!」と気づいて、それがビンゴだった。盲点だったよ。。。
また、ウェアハウス三橋は表記の通り、アミューズメントパーク、いわゆる、大型ゲームセンターのため、ゲーム機類の音がかなりうるさい。
店員さんの声すら、よく聞こえない……(謎解きキット購入も、中間確認も(マスクもしていたし)指さしで行ったぐらい)
少し奥まったところにあるビリヤードや卓球場は静かだったが、そこに設置されている机・椅子はプレイ者専用なので利用はもちろん出来ない。長居は難しいと考えた方が良いだろう。
ビリヤードや卓球場を囲っている低めの壁がカウンターっぽくになっているため、立ち机代わりにはなる。人が居ない時は、そこを利用しても咎められ無さそうだ。私が行った時は誰も居なかったので、ちょっと利用した。
アミューズメントパーク内にも椅子はそこそこある。が、机は二個ほどしか見かけなかった。
私が行った時は、平日&開催期間半ば&コロナ禍のコンボで謎解き自体しているのが私しかおらず、利用し放題だったが、休日とかに行く場合は少し注意した方が良いかもしれない。
公式サイトにあるようにバインダーがあると便利だろう。
「ウェアハウス三橋店」の行き方
怪しい外観の埼玉県のお店である。
この正面口から入ると、しょっぱな暗い通路が待ち構えているので地味にビビる。それが嫌な人は立体駐車場側に普通の(普通のとは)出入り口があるのでそちらから入ることをオススメする。
行き方としては
のいずれかである(鬼仕様)
無難な行き方は電車+バスだが、バスの最終時刻が19時だったと見かけた記憶がある。バスで行く方は注意しよう。
車は……地元民なら何となく分かると思うが、国道16号と国道17号のコンボである。おそろすぃ。とりあえず道が三股に別れるの止めて欲しい。どこをいけば、ええねん。
熊谷民なら国道17号まっすぐ、熊谷より手前の北関東民は国道3号or122号、東武線沿い民は国道16号まっすぐで来れるんじゃないかな。知らんけど。
通勤時間帯は勿論、普段から混雑しているような道である。車で行こうと考えている人はナビ必須、時間には余裕を持って行動しよう。
現地とバーチャルキットの違いについて
第一弾と第二弾+サイドストーリーはバーチャル、第三弾は現地で行った所感である。
どちらも体験した私としてはやはり達成感の大きい現地の方がオススメだが、万人向けでないことは確かだ。
ぶっちゃけ、どっちもメリット・デメリットがある。
現地だと難しい謎も、バーチャル上では簡単にならざるを得ない部分もある。
逆に現地だと力技()で乗り越えられる部分が、バーチャルではどうしても乗り越えられない(正確な答えが分からないと先に進めない)こともしばしばある。
最悪、どちらにでも切り替えられる人は、バーチャルキットをとりあえず購入してもいいかもしれない。それを持って現地で謎解きも、可能と言えば可能だ。
但し、現地の開催期間は~2021年1月31日までなので注意して欲しい。
バーチャルキットはクリア後特典も同封済みなので、そういうことが可能だ。逆は(現地からバーチャル切り替えは✕)どうあがいても無理だが。
まとめ:タカラッシュ!の謎解きは高クオリティ
謎解きの内容としては大満足な内容だった。
かなり脳みそに汗をかく感じだが、解けた時の爽快感はたまらない。
ちょっと気になった方は是非、現地もしくはバーチャルキットを試して貰えればと思う。
まぁ、ちょっと難しいので苦手な人はとりあえず、一キット買ってみて試してみる or サイドストーリーをおすすめする。
下記のサイドストーリーものは、ヒントがWeb上にあるだけで本体のみで謎解きが可能であるし、金田一原作を知っていれば十分に楽しめる内容となっている。手慣らしにやってみても良いだろう。
謎解きとしては簡単だったものの、内容的にはかなりおすすめである。ぶっちゃけ、高遠の偏屈的な愛を感じた。
興味を持った方は金田一コラボに限らず、色々と開催されているようなので是非、挑戦してみて欲しい。
まさに「大人のための謎解きイベント」である。
ではでは、この辺で。
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