川越はつ恋物語である。
夏休みの涼しい時に行ってきたのでレビューがてら。
金田一、古書店まんせい堂奇譚とタカラッシュ ブラックレーベル物は私的に大満足なものが多く、今回も大いなる期待を持って挑戦してきた。
の、だが。私的にはやや不満な結果となった。
要は謎解きの好みが私的に一致しなかった、と言うことである。
私と同じように金田一やまんせい堂などでギミックのきいた謎解きをしている人だと、不完全燃焼で終わるかもしれない。
その上で、以下にレビューやコツをつづっていこうと思う。
ネタバレはしないが、ここまで解くと〇%ぐらい終わっているなどのイメージを記載していく。完全に自分で攻略したい人は見ないように。
短時間で攻略したい人や時間を無駄にしたくない人は参考にして貰えればと思う。
「川越はつ恋物語」の構成
おおまかにはこんな感じだ。
プレイ可能時間と散策箇所について
公式サイトには9:30~とあるが、これは土日休日の場合である。
平日は謎解きキット購入できる箇所が10時からなので、必然的に10時からとなる(公式サイトに記載しておいて欲しい……)
散策箇所は「蔵造りの街並み」周辺である。信号機で言うと、連雀町~札の辻信号機の範囲だ。
川越駅方面から見て、連雀町信号機手前での範囲や、札の辻信号機を越えた範囲の捜索はない。
そのため駅方面から来ない人は「仲町観光案内所」で謎解きキットを購入するのが一番手っ取り早いのだが……ここだけ何故か開店が11時からなのである。
早めに謎解きを開始したい人は「川越駅」もしくは「本川越駅」の観光案内所まで行ってから、戻ってくる必要がある。
ちなみに私は「あぐれっしゅ川越」の市内観光用駐車場(無料)に駐車したので、行きかえりが大変だった(本川越駅まで徒歩片道約30分) シェアサイクル使う予定だったのだが、当日は雨だった……(帰りに使ったが)
また、終了は~17時(第2章は~16時まで)と早いので注意しよう。
ちなみに私がプレイした時は、コロナ情勢のため全てにおいて~16時までだった。
時間配分について
全4章構成なので、各章を1時間弱で終わらせれば3時間終了である。
が、大抵の人は無理だと思った方が良い。ちなみに私は4時間半くらいかかった。
とにかく移動が多い。
そして施設内で行われる謎解きイベントより捜索範囲も広く、一般人の往来も当然多いため、混雑具合によっては謎解き自体に支障がでるかもしれない。
時間に余裕は見た方が良い。
おおよその目安として記載しておくが、一ヵ所目の有料施設で第二章、第二章の謎解きで出てきた場所で第三章、二ヵ所目の有料施設で第四章の謎解きキットがそれぞれ入手できる。
第1章~第3章は比較的、(川越駅方面から見て)上へ上へ行く感じなので経路的にも良いのだが、第4章がやや上下に行くので面倒である。
また第4章が一番、場所の特定が難しかった上に、最後の謎なのに謎自体が……もにょる部分でもあった。
これについては後ろで詳しくもにょる。
有料施設について
謎解きの過程で有料施設が二ヵ所ある。
謎解きキットが入館料込みなので、忘れずに当該箇所を見せよう。
私は、1ヵ所目は掲示があったので分かりやすかったが、2ヵ所目が掲示がなく危うく料金を別で取られそうになった(まぁ、これは完全に謎解きができていなかった弊害ともいうが……これについても後程、文句を書く)
「川越はつ恋物語」の謎解きレビュー
決定的なネタバレはしないが、これは解いたことのある人向けかもしれない。ご注意の上、見て欲しい。
最初にやや不満とこぼしていた理由にあたるレビューとなる。
序盤は良かったのだ。
キット内にある遊び方指南書は今までやってきた謎解きのどれよりも親切な記載だったし、何ならヒントに加えて、解説サイトもある親切振りだった。
やや答えの指標となる掲示が、小さいんでないの? と思うことはあったものの、かね観光もかねて楽しめていた。
本格的に「あれ?」と思い始めたのは、1章終盤辺りだろうか。
有料施設での暗証番号謎である。そこまで難しくないのだが、施設内での謎解き+暗証番号謎はこちらとしてもちょっと落ち着かなかった……。
まぁ、これはまだ良い。
何だこれ……と思い始めたのは第2章辺りからである。
ちなみに今見直していて気付いたが、第2章の文章はよく読んだ方が良い。黄色マーカーにその前の3文字も加えてくれ……。
第2章は特にミスリードが多いので気を付けよう。
私は手順1の文章をよくよんでいなかった+手順3のミスリードで引っかかりまくった。
ちなみに第2章の手順3は、第4章をやることで更に「はっ?」となる。
謎自体に矛盾が出ないか? という話である。私の読解力が足りないのか?
第2章の手順3で迷った人はとりあえず、3分の1より下のものは無視して謎解きしてみよう。あれは謎自体に関係はない。
私は危うく関係のない店に迷惑をかけるところだった。どうしても分からない時は、店の人に「店内に謎解きに関係あるものはありますか?」と聞いてみよう。分かる人は答えてくれるし、まったく関係のない店なら「なにそれ?」となるので、その時点で関係有無ぐらいは分かるはずだ。
第3章の謎自体は良かったのだが、最後の最後で私の紙は……浮かび上がらなかったのである。
あれは不備だったのか、紙の劣化だったのか……謎である(後で解説サイトを見て知った)
よく分からないまま有料施設に凸して、そこでたぶんこれでしょと出したら正解だった(勘ですり抜けた)
あと私の第3章キットの中に、トレーシングペーパーが2枚入っていたのだけど、誰だか知らんけど犠牲になった人、ごめんよ……(私が悪いワケじゃないのだが)
そして問題の第4章。
あ、あの謎って、なんだかとってつけた感すごくない?
第4章はタカラッシュでよくある「解き直し」なのだが、理由が「違和感がある」で済ませて良い話なのか?
違和感そのものの正体と、解き直し自体はまぁ良いのだが、じゃあ第2章の手順3は何だったの? と言いたくなる。
しかもそこから導き出された場所が、「えっ?」となる場所なのだ。
簡単に言うとシナリオとそぐわない場所なのである。
そのせいで店を探すのにえっらい苦労した。まさか〇屋と思わないよ……店名検索して情報を見た時「はっ?」てなった。
そりゃシナリオと完全に一致させるのは難しいだろうが……とにかく雰囲気ぶちこわしである。
せめて、第3章の謎解き入手箇所と入れ替えて欲しかったのが本音である。
見ていると、この最後はもやっとした人が私に限らず居るようだ。
このコロナ情勢で店が入れ替わったとかあったのだろうか? そしたら、どうしようもないので申し訳ないのだが……そうじゃないのなら、うぅん? という感じである。
まとめ:金田一やまんせい堂のようなギミックを求める人には向かない
まとめとしてはこれ以上はない。
せめて、最後の場所が雰囲気整っていれば……まぁ、多少の矛盾はしょうがないよねと言えたが、、、
まぁ、現地に合わせた謎というだけでハードルが高いだろうし、個人店が連なる中で協力を仰げなかった部分もあるだろうから致し方ないのだろう。
今後も懲りずに、是非ともこんな感じの謎解きイベントを開催して欲しいなぁ、と思う(謎の上から目線)
川越には謎解き抜きでまた訪れたいなと思った。
謎解きでいっぱいいっぱいで訪れた施設以外、観光ほとんど出来なかった……げふん。
今度こそ、お芋を堪能したひ。
ではでは、この辺で!
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